FXは2000年以降、日本でも知名度を増し、「副業でも稼げる」などの口コミで評判となりました。
それではこれからもFXに将来性はあるのでしょうか。
結論としては「FX業界が縮小することはあっても、無くなる可能性は極めて少ない」と言えます。その理由を詳しく解説します。
FXは将来なくなる可能性は?
FXは正式には「外国為替証拠金取引」と呼びます。
外国為替を用いた差金決済の一種です。
外国為替市場自体が無くなるとは考えにくいので、FXもずっと存在していくと見られます。外国為替とは、ある国の通貨とある国の通貨を交換すること。
グローバル社会において国同士が貿易などでつながっている以上、通貨交換の機会は確実に存在します。
万が一FXが無くなる可能性があるとすれば、世界からFX業者が無くなるか、世界の通貨が統一されるかなどしかありません。
FX業者は利用者から証拠金を預かり、手数料を貰うことで成り立っています。国が極端に規制を強くするなどしなければ廃業は無いでしょう。
少しでも利益があるのならFX業者は存続を選びます。なぜなら苦労して金融庁の厳しい審査を通って開業した以上、簡単に廃業してしまうのはもったいないからです。
一方、世界の通貨が統一されるかと言うと、これも可能性が非常に低いでしょう。
世界共通の通貨があれば便利ですが、貿易関係の深い国でバブルが発生した時、どうしても自国への被害が大きくならざるを得ません。
負の側面もあるため、なかなか世界の通貨の統一へは踏み込めません。よって、外国為替市場はずっと存続していくと考えられます。
将来FXは健全になっていくのか?
これまで幾度かFXの詐欺被害が報道されてきました。
連絡不能・返金不能に関する相談を中心に、ネットでも悪い口コミが多く広がりました。しかし将来FX業界は健全になっていくと思われます。
なぜなら法整備が進んでいるからです。
日本でFXが個人向けにスタートしたのは2000年頃。インターネットを用いたサービスであったため、古い法律では対応できず、詐欺業者が暗躍しました。
しかし法律もどんどんインターネット社会に適応し、FXも健全化が進んでいます。
インターネットではTwitterやLINEなど新しいツールが生まれ、その度に法律改正が必要になっています。
LINEなどは利用者が非常に多いので、やはり公的な窓口へのFXの返金相談ではよく話に絡んできます。多くの人の生活に必須のツールほど、法整備も優先して進むでしょう。
インターネットがあること前提の社会である限り、法整備は進み続けます。当然インターネットを用いるFX業界も法整備は進み、健全さが保たれるでしょう。
これから副業や、将来の資産形成のためにFXを考えている人も多いはずです。
少なくともFXが無くなることは考えにくいため、投資の選択肢としては決して間違いとまでは言えません。その場合はFXの知識をしっかり得ながら、賢く活用していきましょう。